キメとカタチの連続性が生み出すゆらぎ
「住宅では木の家具が使われているのに、なぜドアハンドルは金属だけなの?」
すがたかたちの木製高級ドアハンドル作りは、こうした疑問から始まりました。
私たちは「ドアハンドルは人と室内空間をつなぐヒューマン・インターフェイス
であり心地良さをもたらす道具である。」と考えています。日本では建築部材であ
る木、石、紙、布、革の多くが人工素材やフェイクに置き換わり自然の素材感をプ
リントなどで視覚的に再現したものが主流となりました。しかし、木目や織りのテ
クスチャー、肌理(キメ)に人は心地良さを感じます。加えて私たちは試行錯誤の
中で、手に直に触れた時の「キメとカタチのゆらぎ」がポイントだと気づきました。
生活空間で手触りを感じる場所は驚くほど限られています。しかし、これらの部
分が硬く、冷たく、ツルツルで円筒や四角柱であるのと、揺らぎのある豊かなキメ
と3次元曲面が連続するカタチでは、生活の質が大きく変わります。
すがたかたちのメゾンでは、機能や強度はもちろんのこと、「キメとカタチの連
続性が生み出すゆらぎ」を大切にし、継ぎ目や接着のない天然無垢材による一木づ
くりの高級ドアハンドルを開発・製造・輸出しています。
既にクルーズトレインななつ星in九州を始め、クラブメッド・ホテル、5つ星ホ
テル、M.O.F.パティスリーなど世界の五大陸12カ国で使われており世界で唯一の
木製ドアハンドル専門メーカーとして各国の建築家、ホテルレストラン•オーナー
から高い評価を頂いております。
すがたかたち 代表 高橋 牧子